THREE SHELVES

館の棚から今夜の一篇を探す

体系の名前、神の名前、物語の名前のどれからでも探せます。語り(再話)には創作の印、名鑑には系譜、棚には語り分けの比較があります。

15件
KATARISNY-KT-001

ギルガメシュ叙事詩 — 一夜の語り

ギルガメシュ叙事詩は、ウルクの王ギルガメシュが野人エンキドゥと友になり、怪物フンババを倒し、友の死をきっかけに不死を求めて旅する古代メソポタミアの物語である。旅の果てに永遠の命は得られず、王は人の身のままウルクの城壁へ帰る。矢島文夫訳『ギルガメシュ叙事詩』(ちくま学芸文庫)に依拠し、再話と原典の伝わり方を分けて案内する。

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10分
初めての夜依拠翻訳書の改版時に確認
KATARISNY-KT-002

イザナギの黄泉下り — 一夜の語り

イザナギの黄泉下りは、古事記の上巻に伝わる物語である。火の神を産んで亡くなった妻イザナミを連れ戻すため、イザナギは死者の国である黄泉の国へ降りる。しかし見ないでという約束を破って変わり果てた妻の姿を見てしまい、追われて地上へ逃げ帰る。坂での言い渡しが人の生死の定めの由来となり、帰還後の禊からアマテラスら三柱の神が生まれる。倉野憲司校注『古事記』(岩波文庫)に依拠して案内する。

読む目安
10分
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KATARISNY-KT-003

アマテラスと天岩戸 — 一夜の語り

天岩戸の神話は、スサノオの乱暴を受けたアマテラスが岩屋に籠り、闇に沈んだ世界へ光が戻るまでの物語である。神々はオモイカネの策で祭りを整え、アメノウズメの踊りと笑い、鏡でアマテラスを戸口へ誘い、タヂカラオが外へ導く。倉野憲司校注『古事記』(岩波文庫)を軸に、『日本書紀』の異伝も併記する。ここでは文献神話として扱い、信仰の実践には踏み込まない。

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10分
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KATARISNY-KT-004

ラグナロク — 一夜の語り

ラグナロクは、北欧神話が伝える神々と世界の最後の戦いである。長い冬ののち、狼フェンリルや大蛇ヨルムンガンド、炎の巨人スルトらが攻め上り、オーディンもトールも倒れ、大地は海に沈む。しかし原典は滅びで筆を置かず、緑の大地が再び昇り、生き残った神々と二人の人間が新しい世を継ぐところまで語る。谷口幸男訳『【完全版】エッダ 古代北欧歌謡集』(新潮社)に依拠して案内する。

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10分
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KATARISNY-KT-005

ペルセポネーの冥界下り — 一夜の語り

ペルセポネーの神話は、豊穣の女神デメテルの娘ペルセポネーが冥界の王ハデスにさらわれ、母の捜索と抗議の末に、一年の三分の一を冥界で、残りを地上で過ごすことになる物語である。娘の不在の間、大地は実りを閉ざす。季節の巡りの由来として語り継がれてきた。もっともまとまった古い伝えであるホメーロス風讃歌の「デーメーテール讃歌」(沓掛良彦訳『ホメーロスの諸神讚歌』ちくま学芸文庫)に依拠して案内する。

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10分
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KATARISNY-KT-006

オシリス神話 — 一夜の語り

オシリス神話は、エジプトの王オシリスが弟セトの計略で殺され、妃イシスが散り散りの遺体を探し集め、子ホルスがセトと王位を争い、オシリスが死者の国の王となる物語である。一続きの物語として伝える最古のまとまった文献はギリシャ人プルタルコスの記録で、エジプト本土の文書は断片的に伝える。柳沼重剛訳『エジプト神イシスとオシリスの伝説について』(岩波文庫)に依拠し、杉勇・屋形禎亮訳『エジプト神話集成』(ちくま学芸文庫)を併せて案内する。

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10分
系譜を知ってから依拠翻訳書の改版時に確認
MEIKANSNY-MK-001

ゼウス — ギリシャ神話の名鑑

ゼウスはギリシャ神話の主神で、天空と雷霆を領分とし、オリュンポスの神々を率いる。クロノスとレイアの末子として生まれ、父の世代との戦いに勝って支配を確立するまでを、ヘシオドス『神統記』(依拠: 廣川洋一訳、岩波文庫)が系譜の形で語る。この名鑑は系譜と主な逸話、伝えの分かれる点を併記で案内する。

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10分
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MEIKANSNY-MK-002

ロキ — 北欧神話の名鑑

ロキは北欧神話に登場する存在で、巨人の血筋でありながら神々(アース神族)と行動をともにし、知恵を貸すこともあれば災いの種にもなる、いたずらと変身の性格で語られる。エッダ(依拠: 谷口幸男訳『【完全版】エッダ 古代北欧歌謡集』新潮社)に基づき、系譜と主な逸話、描かれ方の幅を併記して案内する。

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10分
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MEIKANSNY-MK-003

アヌビス — エジプト神話の名鑑

アヌビスはエジプト神話で、ミイラづくりと墓地の守護を担い、死者を来世へ導く神である。死者の審判では心臓の計量にも関わる。「死を与える神」という像より、死後の旅を支える役目から読むと分かりやすい。親の名には異伝があるため、プルタルコスの伝えと博物館が整理する別の系譜を分け、日本語で読める『エジプト神話集成』などの翻訳書へ案内する。

読む目安
10分
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MEIKANSNY-MK-004

アマテラス — 日本神話の名鑑

アマテラス(天照大御神)は、高天原を治める太陽の神格で、記紀では皇統へつながる祖神として語られる女神である。『古事記』はイザナギの禊で左目から生まれたとし、『日本書紀』本文はイザナギ・イザナミ二神の子とする。同書には一書の別伝もあり、この名鑑では数を一つに丸めず、系譜と主な逸話を出典ごとに案内する。

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10分
初めての夜依拠翻訳書の改版時に確認
MEIKANSNY-MK-005

シヴァ — インド神話の名鑑

シヴァはインド神話の大神の一柱で、破壊とそれに続く再生を司り、ヴィシュヌと並んで神話の中心に立つ。額の第三の目、三叉戟、髪に受け止めたガンジス河などの象徴で知られ、妃パールヴァティー、子のガネーシャとスカンダを持つ。この名鑑は概説書(依拠: 上村勝彦『インド神話 — マハーバーラタの神々』ちくま学芸文庫)に基づき、伝えの幅を併記して案内する。

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10分
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MEIKANSNY-MK-006

イシュタル — メソポタミア神話の名鑑

イシュタルはメソポタミア神話の女神で、愛と豊穣、そして戦いを司り、金星と結び付けられる。イシュタルはアッカド語の名で、シュメール語ではイナンナと呼ばれた同系の女神である。ギルガメシュ叙事詩と併録の冥界下り(依拠: 矢島文夫訳『ギルガメシュ叙事詩』ちくま学芸文庫)に基づき、二つの名前と父をめぐる二つの伝えを併記して案内する。

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TANASNY-TN-001

洪水神話の比較 — 同じ問いを五つの体系で読む

洪水で世界が洗われ、わずかな生存者から人が再び始まる物語は、メソポタミア・ギリシャ・インド・北欧・中国など互いに遠い神話体系に繰り返し現れる。生存者・乗り物・水の引きの確かめという型は共通する一方、洪水の理由は、神々の決定、人間への怒り、罰ではない出来事と体系ごとに語り分けられる。なぜ似るのかは伝播説と独立発生説が併記されており、どちらとも断定できない。

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TANASNY-TN-002

冥界下りの神話 — イザナギ・ペルセポネー・イナンナを並べて読む

冥界下りは、誰が何のために下るか、どんな条件があるかを原典ごとに分けると読み比べやすい。冥界の食や視線の禁は、すべての話に共通する規則ではない。まずイナンナとイシュタルの資料を別々に置き、人物・目的・条件を確認する。転機と結末は必要な時に開き、似た場面だけで同一起源や伝播を決めない。

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TANASNY-TN-003

トリックスターとは — ロキとスサノオを並べて読む

トリックスターとは、いたずらや策略で秩序をかき乱しながら、結果として文化や恵みをもたらす両義的な登場者を指す、神話研究の用語である。北米先住民の伝承研究から比較の道具として広まったとされ、北欧のロキ、日本のスサノオ、北米のコヨーテや大ガラス、ギリシャのヘルメスが並べて論じられてきた。ただし一つの読み方の道具であり、それぞれの神の評価を定める定説ではない。

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